小野先生とアタシ
きっとアタシの顔も真っ赤になっているのだろう。
「はあ、はあ…。
先生、別にアタシを置いて逃げてもよかったんじゃないですか…?」
息苦しくてやっとの思いで言うそんなアタシの言葉に先生はハッと気づいたように
「あ、そうか…。
そうだな…」
髪をかきあげながらそう言った。
「もう、…先生、足速いから…
こっちは死ぬかと…思いましたよ…」
まだ息が切れてぜーぜー言いながらアタシは言う。