小野先生とアタシ
先生を好きないくつかの理由。
いつも研究熱心で知識も広く深く、
興味のある授業。
これはもちろん。
それからマイクを通して響いてくる低い声。
低いからといって決して不快なことはない。
むしろ心地よいほど。
すらりと伸びた身長。
背が高いせいか手足が長くも見えてそれがまた魅力的。
黒板に文字を書くときにちらりと見える、
しなやなかその指先は…。
もしその手でアタシに触れてもらえたら…
なんて変なこと考えてしまう。