小野先生とアタシ
午後、
アタシはリビングのソファに腰掛け資料を整理していた先生に話しかけた。
「あの…先生。
ちょっといいですか?
お話したいことが…」
アタシの問いかけに先生は手を止めてくわえていたタバコの火を無造作にもみ消しながら言った。
「なんだ…?」
その先生の姿にドキっとする。
やっぱりそれでもアタシは先生のことが好きなんだ、
そう思った。
「…先生、
お世話になりました。
アタシ、今日、実家に帰ることにしました」