Kataomoi
「簡単に諦められないよ…」
ケータイの画面に水滴が落ちて
あわてて袖でぬぐった。
そのままあたしは目を閉じた。
――――――――――――――
そして、あたしは夢を見た。
とても長い夢だった。
あたしがいない世界だった。
あたしがいないのが当然の世界で
もずやまーちんやゆうが生きていた。
何事もなかったかのように。
もずがゆうに触れた。
あたしは一生懸命声を出してるのに、
誰にも聞こえてないみたいだ。
こんなに近くに見えるのに、
どれだけ手を伸ばしても届く気がしない。