れもねーど
[>優衣




「ゆい、な」




不覚にもあの先輩にドキッとした。




「し、しつれいしましたっ!」




やばい。
どうしたんだろう。
心臓がばくばく言っている。
うるさい!





こんな気持ち初めて。



あたしは陸也のことが好きなんだと思ってた。
けど陸也の好きとは何か違う。






陸也は友達として大切だったんだ。



けどこの気持ちは違う。




何か胸が熱くなる...。






後で姫紀に聞いてみよう。
恋とはどんなものなのか...。





前を見ると姫紀と陸也があたしのことを探している。





「あ!さーきぃ!!りぃく!!」



「んも~、遅いってば!優衣~」



「本当だよっ!まぢ探したんだからな~」



「あ~ごめんごめん!」





恋に落ちてた!




なんて言える訳ないぢゃん?
しかもあんな感じ悪い先輩に...。





ドキッとしたのはかっこいいから?
ううん。
多分違うと思う。





分からないけど
これが................恋なんだ。
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