インターン・シップ
でも、今日は違う。
ズルイ自分のためじゃない。
私を信じて、必要としてくれる人のために休むんだ!!
……なんて、格好いいこと言ってるけど、バイト先にしたら休まれることに代わりないんだよね。
そんな大義名分があれば、ただ自分的に後ろめたさが少ないってだけ…。
でも…。
やっぱり、社長の力になりたい。そんな風に言ってくれた社長を裏切りたくない。
だから…!
「あ、あの!
お話し中にすいません。
私、電話しないといけないんでちょっと失礼します」
そう言うか早いか、私は携帯を握ると2人の返答を待たずに急いで外へ出た。