インターン・シップ
それから1時間半後。
たった今出来上がった250本の和紙で作った誰も見た事ないオリジナルの花をバックに撮影が始まった。
武藤さんも人が変わったようにカメラのシャッターをきる。
時々、アシスタントさん達に激をとばしながら、カシャカシャと小気味いい音が響く。
そんな光景をスタジオの端から私は見てた。
今になって疲れがドッ…とおしよせてきたみたい。
私の手はずっと紙を触ってたから手の油がなくなっててカサカサになってるし、所々紙で指も切ってた。
でも、すごい充実感。
それから達成感も。
すごく清々しくて気持ちいい。