インターン・シップ
ギャァッッ!
至近距離でその顔はヤバいよっ!夢にでてくるよっ!
マジで助けて、牧瀬さん!
あなたが呼んでなくても、私が呼んでるっっ!!
必死で目を逸らす私に、飽きれたため息をつき
「…ジジィが心配してたぞ」
あっさり事実を告げた。
「…え?教授??」
「お前のこと、期待してたんだってよ。ところが就活もしてねぇし、進学するわけでもねぇ…つって電話してきた」
「………。」
教授の気持ちを知って余計に何も言えなかった。
このインターン・シップも、ホントは私に就職して欲しくて企業体験させたかったのかも。