わたしを愛して




「上谷龍です。途中からですが、よろしくお願いします」



クラスからは転入生に対する好奇心で溢れている。



『テメェらうるせーんだよ』



「柚、声に出てる」



『あっ…。ありがと桃矢』



…………



「じゃぁ上谷くんは華村の隣が空いてるから、そこに座ってくれ」



『えっ…?』



何言っちゃってんの、こいつ。


バカでしょ。



「上谷は昔この辺りに住んでいたそうだが、アメリカ帰りだから、みんな仲良くしろよ」



一人席がなくなったんだけど。


最悪だ今日。



「よろしくね。華村さん」



王子様スマイルで微笑まれた。



『こちらこそ…』



「じゃぁ今日はここまで」



起立ー気をつけー礼ー


そんな声が遠くに聞こえた。





< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

運命−あなたに恋をした−
実夢羅/著

総文字数/5,008

恋愛(その他)18ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
『わたしは純愛がしたい』 『運命の人はよ来いやー!!』 * 三波杏(ミナミ アン)、16さい。 この春女子高生になります。 一度も本気で恋愛したことない女子が、 本気で恋をする。 処女作ですので、温かい目で見ていただければ嬉しいです。
貴方のために[短]
実夢羅/著

総文字数/1,762

恋愛(その他)9ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
あの夜 走りだしていなかったら わたしは後悔していたと思う 大好きな貴方のために わたしの全てを捧げる
わたしを愛して
実夢羅/著

総文字数/1

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
自分を好きで何が悪い? 他の人と比べて何がいけない? 容姿端麗な女の子 だけど家では怠けもの♪゙ 華村柚.16サイ (♀) 俺に敵うわけないでしょ. 俺だから仕方ないの♪ 才色兼美の男の子 学園の王子様 上谷龍.16サイ (♂) 二重人格女と完全無欠男が 繰り広げるラブコメディー

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop