ロデオ・カルテット─シールドロック─鳥籠編
種にもそれなりの基本は備わっている。
発動には呪文、詠唱、鍵詞。また、似た属性同士のぶつかり合いには効果無効である。
今、神官区域にはなんらかの結界が張ってある。その境遇で捕縛用の種術が発動することは無い。
「馬鹿ね、結界の操作は簡単なのよ。
こちら側は私達の区域ですもの」
シスターが、高い建物からセスナを見下ろしてくる。
「さあ、神様、ご選択を。
あなた様の命をあの地に還すか、その少女とドラゴンをシュイリ様に捧げ今回は退くか」
右腕をセスナの方向へ向けて、勝ち誇った笑みを浮かべる。
「どっちも却下だ」
彼は言い捨てるなり、兵士を踏み台にシスターがいるほうへと移動しようとした。
「んあっ」
シスターが声だけ漏らして苦痛の表情を浮かべると、セスナの捕縛が解ける。
移動を中断した彼の前で、シスターの肩口にボーガンが突き刺さっていた。
部下達が騒ぐ中、飛び上がったセスナに飛び乗った彼はボーガンの飛んできた先を見つめた。
バンダナに繋ぎを来た青年が、セスナ上にいる少女を狙っていた。
丁度その頃、気を失っていたスピカが目を覚まし、ゆっくり体制を上げる。
発動には呪文、詠唱、鍵詞。また、似た属性同士のぶつかり合いには効果無効である。
今、神官区域にはなんらかの結界が張ってある。その境遇で捕縛用の種術が発動することは無い。
「馬鹿ね、結界の操作は簡単なのよ。
こちら側は私達の区域ですもの」
シスターが、高い建物からセスナを見下ろしてくる。
「さあ、神様、ご選択を。
あなた様の命をあの地に還すか、その少女とドラゴンをシュイリ様に捧げ今回は退くか」
右腕をセスナの方向へ向けて、勝ち誇った笑みを浮かべる。
「どっちも却下だ」
彼は言い捨てるなり、兵士を踏み台にシスターがいるほうへと移動しようとした。
「んあっ」
シスターが声だけ漏らして苦痛の表情を浮かべると、セスナの捕縛が解ける。
移動を中断した彼の前で、シスターの肩口にボーガンが突き刺さっていた。
部下達が騒ぐ中、飛び上がったセスナに飛び乗った彼はボーガンの飛んできた先を見つめた。
バンダナに繋ぎを来た青年が、セスナ上にいる少女を狙っていた。
丁度その頃、気を失っていたスピカが目を覚まし、ゆっくり体制を上げる。