~愛してくれた一人の不良~
と、思う前に何のたまり場だろ?




「此処は、俺のアジトみたいなもんだよ」


「アジト?」




ヤバイ…本気で脱出せねばならんぞ…




「て言うか、名前聞いて無かったよな?」


「あ、えっと」


こんな危なそうな奴に名前教えたら…大丈夫なんか?


「んじゃまず俺から」








「香山 夜 カヤマ ヨル」


「香山…夜?」



何か聞いた事あるような…



「オゥ…よろしくな」



「えっと、櫻妓 藍李です」


「ん、まず藍李」


え、何々? そんな深刻な顔しないでぇ!私何かした?



「本当すいません…」


「へ?」


「いや、あのさ、バイクで引いちまって」


あ、その事ね



「全然大丈夫ですよ?」


「一様手当てはしたんだが」

「あ、本当だ」


藍李は、腕やら足やらを見たら絆創膏や包帯があるのに気付いた



「痛かったら病院いけな?」

「はい、ありがとうございます」


「ん、いい子」


そう言って夜さんは私の頭を撫でてくれた






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