Pinky2
バシィ!!



最後は呆気なく私達の勝利に終わった。



「よっしゃー!!」

吠えるような声を出しながら空に拳を突き上げてる。


その姿が子供っぽくて、可愛くて…。


奈々と英二は少し休憩に行くと言って何処かに行ってしまった。


私は啓が浜辺で寝転がってる間に、缶ジュースをかってきた。



座って砂の山を作っている啓がいた。

その姿が幼い頃の啓にかぶる。


静かに近より、後ろから啓の頬に冷たい缶ジュースを当てた。



「うぉっ!?冷たっ!!」



ビックリしすぎて後ろに倒れる啓。



「あ、そんなビックリした?」



「声かけろよなぁ。」


「ごめんごめん、ほい。」


私は啓に缶ジュースを渡した。




「あ、サンキュ。」


そう言って受け取った啓の表情にすごくドキドキした。



大切なものを守ろうとする優しい、とても温かい表情だった。



…なんでいきなりそんな顔するん?



急に啓に抱き付きたくなってくるやんか…。



でもここ人いるしなぁ。





「ね、啓…。」


「ん?」



「……好きやで。」



言うぐらいなら大丈夫。

どうしても啓に私の気持ちを示したかった。

最後の方声が小さくて聞こえたか不安やけど…。


「な…なんやねん、いきなり…。」

あ、聞こえてたんや。


…照れてるわ。
言うのも照れるけど。

こういうところも好きやなぁ。
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