†小さな恋のお話†
side祐樹

俺は今、鈴蜜高校に向かって歩いている。
何でかって?そんなの鈴蜜高校の生徒になったからに決まってるだろ!
何で鈴蜜高校に入ったかって?お前ら質問多いな…
そりゃ、鈴美がその高校を受けるって言ったからだよ!俺がんばったんだからな!?
鈴蜜高校は結構偏差値高いんだからな!?中学でまぁまぁ成績がよかった鈴美にとっては楽だったかもしれないけど、成績が悪かった俺はかなり勉強したんだからな!?

お前らと話してる間に高校に着いたよ…

学校に着くと校門に人がすごく集まっている。
なんだ?邪魔だな…ってあれって鈴美だよな!?
その人だかりの真中には俺の愛しの(キモ…)鈴美がいた!
何してんだ?って思ってたら周りの男子達が

「見ろよ!あの1年超カワイイぞ!?」
「ほんとだ!話しかけてみるか!?」

など、ひそひそ話してる。鈴美のことをよく見ると、この学校の制服をうまく着こなしている上に……スカートの丈が中学のときより短くなっている!!!

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