好き?キライ?…どっち?
───────……

私は日向さんに連れて行かれた寝室に入り、そのまま抱きしめられた


「本当に具合、良くなった?」


頭の上の日向さんの声に小さく頷く


「夜景…俺と見たい?」


「う、うん…」


すると、日向さんは私の肩を抱いたまま、窓際に進み、カーテンを開けた


夜中の2時過ぎだというのに、始めに見た夜景と殆んど変わらない


「やっぱり綺麗…」


「雨上がりの夜景は綺麗なんだ」


そういえば今日は雨だったっけ


日向さんは私をベッドに座らせ隣に座った


寝室に入る前からドキドキする心臓、日向さんに聞こえるんじゃないかとさえ思ってしまう






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