運命



あれからの私は全部が全部どうでもよかった



色がない、とはこのことだと実感した



眠れない毎日



次第にはめまい、吐き気もした



体は限界だった



寂しさを紛らわすかのように私は彼氏をつくった



好きだって言うから付き合ってみた



私のどこをどう好きなのかわからないし、彼がどんな人かもわからないけど、彼と付き合うことにした



彼が好きかと聞かれれば好きではない



ただそばにいてほしくて必死だった



でも一緒にいたって全然楽しくなくて、気持ちが悪かった



睡眠不足、吐き気、めまい



体調は常に悪く、毎日でも保健室で寝ていたかった





そして彼とは別れた





たったの6日間



付き合ったと言える日数なのかわからないけど、私にとっては大きなトラウマになった





彼を利用した私は
最低な女です





< 10 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop