姫恋☆パニック。゚*
青野サンは説明を始めた。
黒澤先生は後ろで頷きながら聞いている。
「あのね?面接1位と2位の男女は、
特別寮に入れられて、
あなたは苺姫(イチゴヒメ)、
秋野サンは雷姫(ライヒメ)と、
理事長が決めた名前で呼ばれる事になるわね。
分かりました?」
私が苺姫?
ありえん…
「あの…質問です。何で私が苺姫で真優チャンが雷姫なんですか?」
勇気を振り絞って聞いた。
「あぁ、それは理事長のイメージよ。
あなたは苺のようにふんわりしてる、
秋野サンは雷のように鋭い。
ってとこかしら?」
「男の子は?」
この質問をした瞬間、空気が変わった。
ような気がする。