小さな小さな俺様王子様

クレアside

レオをピクシーに攫われてから、私は慌てて家を飛び出した。

ピクシーは、とても悪戯好きの妖精なためレオに何をするかわからなかった。


「あら、クレア慌ててどうしたの?」


花達は昨日の雨のせいか生き生きとしていた。


「レオがピクシーに連れて行かれちゃって……」


「ピクシーですって!!それは大変ね、私達も一緒に探してあげたいけど、根が土に張り付いているからね…」


「気持ちだけで、十分よ。ありがとう。」


私は、花達と別れ森の奥へと進んだ。
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