年上女ですが…それが何か???
ベッドの上で……
ベッドの、上で……?
ダメだ。全然記憶がない。
もしかして……
康信のことも語ってたり……?
恐る恐る見上げると、ん?なんて優しい笑みを返されてさらに焦ってしまう。
………こりゃ、アンアン言いながら、洗いざらいしゃべってんな、私。
なんてこったい……
フラれた途端に別の男に抱かれるなんて。
しかも年下にだなんて。
「……な〜んちゃって」
「へ?」
「ベッドの上ってのは嘘だよ。
飲んでる時に聞いたんだ。
俺、明さんには手を出してません、まだ」
「な、なんだ……」
『まだ』って言うのは気になるけども、とりあえず会ったばかりの年下男に自分が身を委ねてなかったことに安心して、私はフニャリとその場に崩れ落ちてしまった。
「わっ!?そんなに安心しないでよ。
なんか傷付くじゃん」
そう言いつつも、クスクス笑ってしゃがんだコータ君が、私の頭を撫で撫でしてくれる。
……康信にもよくこうやって撫でてもらってたな……
私がついついその心地良さにウットリしていると、
チュッ−−
一瞬唇に生温かい感触が。
………なっ!?!
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