年上女ですが…それが何か???
「なにすんのよ!?」
慌てて口を両手で塞ぐ私に、
「さっき俺、まだって言ったよね?」
再び艶っぽい笑みを浮かべたコータ君が詰め寄ってくる。
うわっ……
よく見るとこの子、めちゃくちゃ綺麗な顔してるじゃん……
って、見惚れてる場合じゃなかった。
「だったら何だって言うの!」
「俺、傷心な女に付け込むとか嫌いなんだよね」
………ふっ…、私ってばやっぱり康信の話ベラベラしちゃってたのね……
「だからさ…」
「……?」
「とりあえず明さんの傷が癒えるまで待つことにした」
「……と、言いますと?」
「ココを予約しとくってこと」
『ココ』の部分で私の左胸をツンと突いたコータ君がニヤリと笑う。
キュン−−
って、あれ……?
なんで私ってばときめいちゃってんの!?
「今日はこうするだけ……ね?」
そう言いながら両手を広げたコータ君に気づいた時には、私の体がフワッと優しく抱きしめられていて。
キュン キュンキュン−−
……って、
え!?ええ〜〜〜!?!
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