年上女ですが…それが何か???






娘の結婚、しかも一応適齢期と言われる年代に達している私の今回の話に、一番手放しで喜んでくれたのが母親だった。





私の時はね…なんて聞いてもないのに色々教えてくれたっけ。






それなのに……






思わず朝からブルーのどん底に陥りそうになって、






「もうこの話は、やめやめ!
さ!仕事、仕事!」





私が無理矢理気分を仕事へと向けていると、







「朝から何を一人でぶつくさ言ってるんだ……」






そう言って苦笑を漏らした父親が、いつの間にかすぐ後ろに立っていた。






昔から職人気質な父親は、突然湧いた私の結婚話からどことなく元気がなくなって、さらに寡黙な人になったように思う。






こういう場合、やっぱり男親というのは複雑な心境なんだろうか?






かと言って、結婚はやっぱりしません!と私が暴露したところで、喜んでくれるとは到底思えないんだけど……






黙々と食事をする父親を見ながらそんなことを考えているうちに、店の方からはお客さんの来店を告げるチャイムが引っ切りなしに鳴り始めていて。






「げっ!? もうこんな時間!? まだメイクもしてないのにぃ!」






掛け時計を確認した私は、慌てて2階へと向かった。







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