年上女ですが…それが何か???
たっぷり40分はかけてメイクをすると、私は再び1階へと下りた。
「もう8時30分過ぎよ、早く行って」
店に顔を出した途端、母親に急かされて、用意されていたパンを車に積む。
私の仕事は基本、パンの配達のみ。
ちょうどモデル事務所を辞めた時にパートできていた女の人の妊娠が判明して、こうしてすんなり家業手伝いになったわけなんだけど。
今までが今までだっただけに、時間がきっちり決まっているこの仕事が、いまいちしっくりこないってのが本音だったり。
でもまあ、与えられたからにはきちんとやっちゃう頑張り屋さんの私だから(←自分で言う?)、なんだかんだ一生懸命やらせてもらってるけどね。
「んじゃ、行ってくるわ」
これまた首尾よく用意されていた納品伝票を手に、私は車に乗り込んだ。
「気をつけてね!いってらっしゃ〜い!」
`