年上女ですが…それが何か???
それから付属病院から一番近い緑川高校へ。
学校はたいてい授業中の納品になるから、台車が音を立てないよう気をつけるのが面倒臭い。
まあたいていが昇降口近くにあるから、教室の前を通る必要はないんだけど。
慎重に運び入れ、
「ありがとうございました」
無事に納品を終えると、時間がないので急いで次の配達先である西高へと向かった。
実はここが私と香奈の母校だったり。
まあ、卒業して7年経つんだから、滅多に知り合いに会うことはないんだけど。
「お、篠原じゃないか?
なんだお前、モデルは辞めたのか?」
そんなことを思ってると、ばったり出くわすんだよね。
「どうもお久しぶりです、岸田先生」
「うん、元気そうだな。ま、俺も負けないくらい元気だけど」
そう言って茶目っ気たっぷりに笑う仕種は、昔も今も全然変わってなくて。
「っつうか、恭ちゃん、相変わらず先生っぽくなさ過ぎー」
せっかく社会人らしく挨拶したのに、思わず笑ってしまった。
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