お嬢様は太陽と歩く



あ、聖だ!



「おはよ~!!聖っ!!」


「おはよ、海咲。」



キャーーッ!眩いっ、眩いっ!


って、そんな場合じゃない!
チョコだよ、チョコ




「ねぇ、聖「もうすぐバレンタインだな。」」



――グサッ――



ぅおーーーっ!


胸に槍が刺さった気がした



「そ、そうだね!」


「楽しみだな。海咲のチョコ。」


「…うん、楽しみにしててっ!」



うぅ――ッ…


どうしよう…



めっちゃ期待されてるしっ!!

でも、買うのは嫌だし―


でも、好み分かんないし…


ダメだ、こりゃ。




< 375 / 450 >

この作品をシェア

pagetop