お嬢様は太陽と歩く
「じゃあ、簡単に自己紹介を。」
「私は、私立泉北学園女子高等学校から
来ました、篠原海咲です。
どうぞ、よろしくお願いします。」
みんなの視線が凄いっ…
私、もう嫌われてるっ??
「じゃあ、真野の隣に座ってくれ。あ、あそこ。」
「はい。」
「はじめまして、真野くん。
篠原海咲です。」
真野くんは澄んだ瞳で私を見ていた
かっこいい~♥イケメンだ。
モテるだろうな~
切れ長の瞳と
明るめの茶色混じりの黒髪…
女の子のハートを掴む最高のルックス―
それに脚も長いし、整った顔立ちをしてて―
「よろしく。」
うわぁ~///!笑顔マブいし!!
「海咲~!逢いたかった~!」
「私も~!!
良かった、凜が前の席で。」
「海咲ちゃんっていうんだ。
可愛い名前だね。」
「…え。」
「あ、ごめんごめん。
俺、寺内孝基(テラウチ コウキ)。
真野聖とは中学から一緒なんだ。
よろしくね。」
真野くん、聖って名前なんだ。
「コラ!孝基!
海咲に色目使わないでよ。
この子は私のモノなの~!!」
孝基くん…ね。
「黒髪王子」ってカンジ。(勝手な想像)
ってゆーか、かっこいい…。
このクラスモテ男いっぱい…??
これが私のクラスの第一印象だった