お嬢様は太陽と歩く




「じゃあ、簡単に自己紹介を。」




「私は、私立泉北学園女子高等学校から
来ました、篠原海咲です。
どうぞ、よろしくお願いします。」


みんなの視線が凄いっ…
私、もう嫌われてるっ??



「じゃあ、真野の隣に座ってくれ。あ、あそこ。」



「はい。」




「はじめまして、真野くん。
篠原海咲です。」



真野くんは澄んだ瞳で私を見ていた

かっこいい~♥イケメンだ。
モテるだろうな~

切れ長の瞳と
明るめの茶色混じりの黒髪…
女の子のハートを掴む最高のルックス―

それに脚も長いし、整った顔立ちをしてて―


「よろしく。」


うわぁ~///!笑顔マブいし!!



「海咲~!逢いたかった~!」



「私も~!!
良かった、凜が前の席で。」




「海咲ちゃんっていうんだ。
可愛い名前だね。」


「…え。」



「あ、ごめんごめん。
俺、寺内孝基(テラウチ コウキ)。
真野聖とは中学から一緒なんだ。
よろしくね。」


真野くん、聖って名前なんだ。


「コラ!孝基!
海咲に色目使わないでよ。
この子は私のモノなの~!!」



孝基くん…ね。
「黒髪王子」ってカンジ。(勝手な想像)
ってゆーか、かっこいい…。

このクラスモテ男いっぱい…??

これが私のクラスの第一印象だった









< 6 / 450 >

この作品をシェア

pagetop