お嬢様は太陽と歩く
―キーンコーンカーンコーン―
―HR終了―
「凜、学校案内して。」
「OK!行こっっ!!」
篠原と凜は出ていった。
「びっくりだな、聖。」
「あ、あぁ。」
「まさか、あのコがこの
学校に転校してくるとは…。」
「………。」
「どうしたんだよ、聖。
さっきから。しかも顔赤いぞ?」
「いや、なんでもない。」
「あ、まさかあのコに
一目惚れしちゃった?」
「んな!!そんなわけっ!」
「そうなんだ~。やっぱり。
高校入って初めてじゃん。聖が
女子好きになったの。応援するぜ?」
「だから、違うって!!」
「俺、何年お前の友達やってると思ってんだよ。
大丈夫。俺、狙ってねぇーし。」
まさか、こんな早く孝基に
気づかれるとは…。/////
孝基も侮れねぇ―な…