フレテ





「えぇよ、今度おごれよ」






「おぅッ!!」







ナイス佐藤ッ!!







「前橋はいいかぁー?」







「嫌です」







「え?」








前橋の目はしっかりと先生に向けられていて


昨日の面影はひとつもなく


昨日のようにおびえた様子もなく


でも、俺のほうは少しも見ようとしなかった


俺は前橋の凛とした横顔に少し見とれた










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