小さな夢を叶えてください
朝の告白
*隆也
―――
「はぁ〜ねみ〜。」
そんな独り言を言いながら
俺は駅のホームに立っていた。
「あの〜好きです!」
「わりぃ〜。
俺今誰とも
付き合う気ないから。」
めんどくさい。
本当の俺を
知らないくせに…
軽々しく告白なんか
するんじゃねぇーよ!
って感じだ…
「別に付き合って
くれなくていいです!」
「はっ?!」
そして振り返って
女の顔を見た。