・。*No Memory*。・
「あの男達と喧嘩した日…葵ちゃんを守る遊をみて男達は思ったんだろうな…。“この女…遊の大切な女なんだな”って…。」
『え…。』
「遊を恨んでる奴らは初めて遊の弱みを握れた気分になってるんだ。…だから葵ちゃんは今遊の側にいると危険なんだ。…この意味わかるよね?」
それって…遊はあたしを危険から遠ざけるためにあたしを振ったの…?
『遊は…大丈夫なの?』
「うん…大丈夫。俺もいるし♪だから葵ちゃん…この件が解決するまで…遊を待っててあげて?」
遊…。
『うん…。今付き合ったりしたら…あたしお荷物だもん…。だから待ってる…ずっと…。ありがとう桃矢くん♪』
本当は…遊に喧嘩してほしくない…。
傷ついてほしくない…。
でも…今のあたしじゃどうすることも出来ないから…。
『…あの桃矢くっ…ぇ…?』
背中に感じる温もりと匂い…。