Princessの掟短編集
「…私は優斗しか見えてないのよ?」
「…当たり前だろ?」
そう言うと、優斗は私を押し倒した。
「…もっと、俺しか見えないようにしてやるよ。」
―――――…………
――――………
私達はホテルの最上階のレストランに来ていた。
「はぁ…凄く美味しくて、食べ過ぎちゃったわ。」
最後のデザートのスプーンを置くとコーヒーを飲んでいた優斗は笑った。
「それは良かったよ。でも、百合亜は、細すぎるからちょっと食べたくらいじゃ全然、平気だろ?」
「そんなことないわ。頑張って維持してるの。」
笑いながら話してるとシェフを連れてセバスちゃんが来た。