Princessの掟短編集







飛行機は無事にイタリアの地に着陸した。



空港を出ると日本とは違う、匂いや雰囲気に思わず表情が緩む。



「先に、荷物置きにホテル行く?」



「そうね…。」



自分の分のキャリーを引いて優斗と一緒に歩く。



たくさん止まっていたタクシーに乗り込むと優斗が流暢なイタリア語で目的地を言う。



私も少しなら話せるけど、ここまでじゃない。



やっぱり、優斗は何でもできちゃうなぁ。








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