好きが止まらない
部活が嫌い。
行きたくない。

季節は6月中旬。
梅雨入りして間もないから毎日雨が降る。
このどしゃぶりの雨が私のもやもやも洗い流してくれればどんなに楽か。
そんなことばかり最近考えてしまう。

涙が頬をつたう帰り道。
「よう!神原」

でも嫌なことばかりじゃないんだ。
最近分かったこと。
私の恋する先生と家の方向が同じ。
先生は私の帰り道にあるアパートに住んでいた。
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