好きが止まらない
1時間目から私は保健室に駆け込んだ。

「先生、頭痛いです」
「え?元気そうだけど?」
「いいえ。頭痛いです」
「はぁ、1−5の神原さんね。はい。早退ってわけにはいかないのよ」
「大事な人の所に行かせてください」
「1回きりにしなさいよ」「ありがとう」

私は駆け出した。
< 32 / 188 >

この作品をシェア

pagetop