【短編】君しか見えない
「い〜く〜」


今日に誰かに名前を叫ばれた。


私は、その名前を呼んだほうを見ると.....


雪斗だった。


学校で話しかけないでよ。


雪斗もなかなかの人気なんだから。


私は、仕方なく雪斗のところへ。


みんなの視線がいたい。


てか、周りの騒ぎが大きくない?


近寄ると、海斗の姿があった。


ありえない。


私は、スゴくイヤそうな顔をしながら近づいた。


「か、海斗くんだ〜」


茅乃が叫びながら近づいた。


「雪斗、なに?」


私は、海斗を一度も見ず、雪斗にだけ視線を送った。


「俺じゃねぇ〜んだ。」


イヤな予感。


「郁」


そう海斗が私の名前を呼んで、抱きしめた。


「「キャー」」


瞬間の悲鳴。


あり得ないんだけど。


海斗は、そんな悲鳴なんか無視で私をキツく抱きしめるし。


私は、こんな状態で拒否っても余計にひどくなるのがわかっていたから、抵抗をしなかった。


どうしよう。


てか、なんで?


本当にあり得ないから。


てか、周りのザワツキもおさまらないし。


たぶん、茅乃もビックリよね。


それは、仕方ないんだけど。


この2人のせいで。


おとなしい私に気をよくしたみたい。
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