白い鼓動灰色の微熱
初めに殺した彼女は、もう、名前も覚えていない。

そして、綺麗だった手も、生気を奪われて時間がたちすぎた。

もう、庭の隅に葬らなければならなかった。

どうすれば、綺麗なまま保てるのか。

その答えをまだ見つけられないうちに、清香を殺してしまうことになろうとは。

彩世は覚悟を決めて、目を閉じた。

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