バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生《夕顔の恋の行方》

迷路

競技場に着くと国分君が応援席まで案内してくれた。



『夕顔ちゃん俺着替えて来るから、試合は30分後だからね。



応援よろしく。』




結構人がいるんだ。




家族ずれや、カップルも多い。




誰も知ってる人いないし、まぁこの辺でいいかな、



腰を下ろした。




「ねぇ、将一こっちこっち、うちの大学後少しで始まるから。」




将一?




まさかそんな訳ないよね。



でも、間違いなかった、私の横に腰を下ろしたのは将一とあの女だった。




将一が私を見て動きが止まる。




何でこんなとこで会わなきゃいけないの。




私は立ったまま座る事が出来なかった。








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