バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生《夕顔の恋の行方》

夕顔の為に

次の日夕顔に、受験勉強の為しばらく会えないと伝えた。




そして電話の最後に、『夕顔何が合っても俺が好きなのは夕顔だけだから、



必ず夕顔に会いに行くから待っててほしい。



頼むから俺を信じて、夕顔愛しているよ。』




勘のいい夕顔は俺の言葉から、何かを感じ取ったのかもしれない。




「将一、私はいつでも、いつまでも将一を信じて待ってるから安心して、



一年でも二年でも、さすが十年は待てないかもね。」




夕顔、そんなに待たせねぇから安心しろ。




たけど、今は言えない。




夕顔ごめんな。




俺は夕顔に電話した後、河上家の顧問弁護士の安東圭吾に電話した。




圭吾は俺が兄のように慕っている男だ。








< 79 / 181 >

この作品をシェア

pagetop