~your Love story~
そして次の日も、奏祐くんはバイクで私を迎えに来た。
毎回のように、周りに野次馬の生徒たちが集まっている。
「待てよ、奏祐 」
ヘルメットを受け取ろうとした時、背後から声がして振り返ると、人波を避けて颯爽と浅香くんが現れた。
「久しぶりだな 」
知り合い?
2人の間に火花が飛び散る。
私の前で足を止めると、首に手を回し、グイッと胸へ引き寄せた。
えっ……浅香くん?!///
「奏祐、勝負しろ 」
「おもしれぇ 」
そうふっと不適な笑みを浮かべると、手、首をポキポキと鳴らした。
「や、やだ止めて 」
喧嘩はしないで。
私からそっと手を離すと、浅香くんは構える格好をした。
今の2人には、私の声なんか届いていない。
助走を付けて勢いよく右手の拳を振り上げると、浅香くんの体は後ろへと吹っ飛んだ。
いやぁっ!
周りからも悲鳴が沸き上がる。
《47へ》