~your Love story~
家へ着くと、一気に疲れが襲いかかった。
それと同時に、初めて自分の気持ちに気付いた。
コンコン
ドアが鳴って、おばさんが入ってきた。
何か手に持っている。
「今日、棚を整理してたら出てきたの 」
それは1枚の古びた写真だった。
学生服を来た男女が、仲良く4人で並んでいる。
「これはお母さんよ 」
そう真ん中で笑顔を見せる少女を指差した。
これが、若い頃のお母さん……
「この2人が、お母さんの大切だった人。お父さんとその友達よ 」
この人たちが……
私は写真を受け取ると、食い入るように2人を見た。
「最初は、彼の事が気になってて、お父さんなんて興味もなかったの 」
え……?
「でもね、なんだかほっとけないっていつも一緒にいるうちに、なくてはならない存在になってたんだって 」
そうおばさんが話してくれて、思わず笑みが溢れた。
やっぱり、私はお母さんと似てるのかもしれない。
「きっと、今も2人で笑い合ってるわね 」
そう上を見上げると、「そうだね」と遠くに笑いかけた。
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