彼女ノ写真
そんな風に、死闘とも、思闘とも呼べる戦いをしている最中、自分の何とも健気な性格を軽く哀れんだ僕の目の前に、この通学路最強とも言える、強敵が出現した。
そいつには、普段の体力MAX時でも、戦いを終える頃には息も絶え絶えになり、足がガクブルになるくらい一苦労する。
今みたいに、ドラクエやFFなんかだと、HPの色が変わっちゃってる様な状態の僕なら、戦い半ばで、力尽きる可能性だってある。
いや、現に今までの二十五回中、この強敵に挑んで跳ね返された回数は、合計十二回を数えていた。
その、傾斜角三十五度以上はあろう、通学路最大最強の難敵は、名も無き坂道と言う。
っと言うか、僕が知らないだけだ。名前はきっとあるんだろう。
そいつには、普段の体力MAX時でも、戦いを終える頃には息も絶え絶えになり、足がガクブルになるくらい一苦労する。
今みたいに、ドラクエやFFなんかだと、HPの色が変わっちゃってる様な状態の僕なら、戦い半ばで、力尽きる可能性だってある。
いや、現に今までの二十五回中、この強敵に挑んで跳ね返された回数は、合計十二回を数えていた。
その、傾斜角三十五度以上はあろう、通学路最大最強の難敵は、名も無き坂道と言う。
っと言うか、僕が知らないだけだ。名前はきっとあるんだろう。