彼女ノ写真
意を決して、登ってきた手順を逆に辿る様に、目前にある枝に捕まり、身体を校舎側に反らせ、右足を、ゆっくりと慎重に目に付いた丈夫そうな枝の上に乗せる。




続いて左足を、バランスが取りやすく、やはり丈夫そうな枝に乗せ、身体を導く様に適当な太さの枝に素早く両手を運ぶ。




同じ様な工程を二回ほど繰り返し、適当な低さまで来た所で、今度は小梅と向かい合わせになり、右足をその体に這わせる様にして滑らせ、左足に後を追わせる。




身体は自然と沈み込み、落ちて行く。両腕は限界まで伸びた後、落下し、次の宿り先で一息つく。




再び、右足と左足をゆっくりと滑り落として、両腕を限界まで伸ばした所は、まだ分岐点には届いてなかったけど、妥当な高さだと思い───踏み切った。




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