彼女ノ写真
「あら、そう。それならいいけど。私はもしかしたら、他に気になる女の子でも出来たのかと思ってたわ」




毎日、君の事ばかり考えてるよ───って、言いたかったけど、正確には君の写真だし、そんな良質なエサを、目をキラッキラッに輝かせ、僕らの会話を目の前で聞いている先輩二人に、与えるような事は出来ない───って言うか、片付けは二宮さんにお任せですか?




それにしても、他に気になる子なんて───冗談にもほどがある。笑えない。




「そんな子、いる訳ないじゃないかよ。やめてくれる?そんな冗談」



「何───怒ったの?そういう場合は大抵、図星と相場が決まっているものよ?あ、ズボシって知ってる?」



「知ってるよ。ってか何処の、誰が、いつ出したデータだよ、それ?───大体、僕はいつだってキミ───」




目が合った。




興奮気味の僕と、相変わらず平坦な彼女の。




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