彼女ノ写真
「さっき、何か言い掛けたわよねぇ?」




そして彼女は悪戯に僕の耳へ、フーっと息を吹きかける。




「う───っ」




ヒザから崩れ落ちそうになる。身体のバランスが、勝手にズレる。意識が一瞬、空に浮かぶ雲に届きそうなぐらい、吹き飛ぶ。そんな僕へ、彼女は追い討ちをかける。




「私の事───好き───?それとも───嫌い───?」




彼女の言葉に、僕は溺れてしまった───。




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