最愛の君へ
途中コンビニに寄り

お菓子や飲料水を調達し

そのまま真直ぐ自宅へと直行した

女を家に入れるなんて初めての事で

『どうぞ』

なんて言って招入れる自分が

おかしくて仕方なかった

『お邪魔します』

そぅ言いながら家へと入る彼女の顔は

緊張とかそんな強張った表情じゃなくて

部屋の中で待つ子犬との再会を待望む

そんな表情をしていた
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