最愛の君へ

続・恋?

キーンコーンカーンコーン…

こんなにも

一日って短かったっけ?

全ての授業を終えるチャイムが鳴り響く教室で

そんな事を考えていた

『龍っ!!!!優達もぅ待ってっから!!早くしろよ!』

『あぁ…』

壱に急かされ教室を出ると

校門前では一際目立つ彼女達の姿が有って

その内の一人の姿を発見した時

俺の心臓は

どうにかなっちまったんじゃねぇかってくらい

鼓動が早まっていく

『優っ』

『壱!!あっ龍君昨日はどうも☆』

『うっす。』

壱の言葉に

優ちゃんと同時に彼女が振り向いた瞬間

心臓が飛び出してくるんじゃねぇかってくらい

ドクンと高鳴った

『久し振り…突然ごめんね…いきなり来るなんて言って…』

『いや…全然気にしてねぇよ…』

こんなにもドキドキするのは初めてで

そしてこんなにも恥ずかしいのも初めてで

これが恋なんて事に

今更だけれど

少しづつ気付き始めた
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