素顔の先輩と甘い休息〜番外編〜
月日は流れて、卒業式の日がやってきた。
受験もあって、先輩とあまり会う日がなかったのか、先月あたりまで元気のなかった翠央だけど…
今日は笑顔だ…。
相変わらず、あの笑顔にはドキドキさせられる。
まだ俺も翠央に対して好きな気持ちがあるから仕方ねぇよな…。
卒業式の間、翠央はずっと相沢先輩の方を見つめていた。
他の人なんて見ずに、ひたすら相沢先輩だけを。
俺は、翠央にあれだけ見つめられている相沢先輩が少し羨ましく感じてしまった。