女好き彼氏



「は?ここ俺の家」


「……え」




嘘…………。


だって聖斗にはお兄さんはいないんじゃ。



あたしは聖斗の顔を見る。


そして視線が絡む。


「これ……俺の義理の兄」


「でも……聖斗は兄さんはいないって」


「兄さんはいない。けど
義理の兄ならいるから」




そ……そんなのあり?


あたしは星野くんの顔を見る。


冷たい目であたしを睨んでいた。



イヤ……


そんな瞳でみないでよ。




星野くん…………。




< 124 / 310 >

この作品をシェア

pagetop