女好き彼氏
「は?ここ俺の家」
「……え」
嘘…………。
だって聖斗にはお兄さんはいないんじゃ。
あたしは聖斗の顔を見る。
そして視線が絡む。
「これ……俺の義理の兄」
「でも……聖斗は兄さんはいないって」
「兄さんはいない。けど
義理の兄ならいるから」
そ……そんなのあり?
あたしは星野くんの顔を見る。
冷たい目であたしを睨んでいた。
イヤ……
そんな瞳でみないでよ。
星野くん…………。
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