元気あげます!

ひかるは淳裕の手をふりほどいて逃げようとしましたが、淳裕の腕の力の方がどんどん強くなって


「逃げる相手は追いたくなる。・・・震えさせちゃってごめんね。
でもわかっていて。僕は冗談やサービスでしゃべらないときもちゃんとあるってことを。
ひきとめて悪かった。じゃあね~」



淳裕の腕からようやく解放されたひかるは、一目散に自室へと走ってもどりました。


「はぁ・・・はぁ・・・まだ・・・会って日もたってないのに・・・。
ちょっとものめずらしい生き物をいじってみただけだよ・・・きっと。
うん、きっとそう。

気をつけなきゃ・・・気をつけなきゃ。」



ひかるはなかなか寝付けませんでした。
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