love you

「まなみ!」

後ろから聞きなれた声。


「龍司!!あれ?今日仕事ゎ?」

「早く帰ってきたんだ。

さきの顔が見たくなっちゃって」


「あははっ」

その瞬間、アミが私に力いっぱい抱きついてきた。


「あみ?どうしたの」

「パパ嫌い

大ッ嫌い!


パパゎいっつもさきチャンばっかり。

あみの事忘れちゃってる」


アミゎ大きな瞳を涙でいっぱいにしていた。

「あみ・・・

ごめんな


ごめん」

龍司がアミの頭をなでながら誤った。


でもアミゎその龍司の手を払いのけた。

「やだ!」


あみゎ大きな声を出して泣き出した。

「ど-すればいいんだよ・・・


あみ・・・

さきは特別なんだよ・・・


分かってくれよ」

「龍司・・・


子供に順番をつけちゃいけないよ?

さきゎ特別って・・・

それゎないんじゃないかな」



「ゴメン・・・

悪気ゎないんだ」


「そんなの知ってる」


それからしばらく沈黙がつずいた。


< 93 / 110 >

この作品をシェア

pagetop