ライラックの咲く頃

いつのまにか窓から漏れる光はなくなり薄暗くなっていた。

重たい腰をあげて夕食を買いにセブンに行くことにした。

普段は作ったりするけれど、生理が近いからか今日はなんだかたるい。

ドアを開けようとした時、何故か頭に落合の言葉が浮かんだ。

「ジャージを着るってことはなぁ、学校の名前を背負ってるってことなんだぞ?」

うーん、と少し考えて、私はジャージに着替えた。

この格好でビールでも買ってやる。とテンションをあげて家を出た。

階段を降りながら
私ってSかも。と思った。



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