ライラックの咲く頃
始まりの朝
ピピピ………

ケータイの目覚ましで私は目を覚ました。

いつもと変わらない朝。

テーブルには2つ空のカップラーメンが置いてある。

ん…?2個?
えーと……
私ってそんなに大食いだったか。
少食な方だと思ってたけど。

あれ?
なんか忘れてる。
なんかつっかかる。

えーと………
なんか………。

でも思い出せない。

昨日のことを思い出させないようにか、頭痛がしてきた。

いてて。

とりあえずトイレに行こう。

私の朝はトイレから始まるのだ。

ベットから起き上がり、ゾンビみたいにゆらりゆらりとトイレに向かう。
< 30 / 61 >

この作品をシェア

pagetop